2011年1月2日日曜日

冬の自炊メモ 〜カバンの中にあなたの本棚を〜

先日Facebookにて取り上げたノートの内容を下記ブログサイトに寄稿記事としてご紹介いただいたので、
折角なのでこちらのサイトにも記載させて頂きます!
▼寄稿記事:冬の自炊メモ 〜カバンの中にあなたの本棚を〜:ASSIOMA:ITmedia オルタナティブ・ブログ
http://blogs.itmedia.co.jp/assioma/2010/12/post-5341.html
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あけましておめでとうございます!
大掃除も後半になると、本という物理的な壁にぶち当たりがち。
そこで、ほぼ本以外は片付け終わった時のために本のデジタル化について参考になるサイトをメモりたいと思います。
ほぼ自分用備忘録なので基本はMacを使う事を前提に書いてみます。

そもそものデジタル化のメリットは
  • 場所を取らない
  • なくさない(管理が楽)
  • 検索もしやすい
  • 持ち運びしやすくなる
等色々あると思います。

そんなデジタル化を自宅でやるのが俗にいう「自炊」ですね。

  1. 紙の本を読み取りやすくするため「裁断する」
  2. 裁断したものをパソコンに「取り込む」
  3. 「文字認識」設定をして、文章を検索しやすいようにする
  4. データをちょっと「整理」
  5. 読みやすくするための「ビューワー」を活用する


自炊のメリット
  • 自宅で気楽に取りかかれる。
  • 自分の手間コストを加味しなければ業者に頼むよりまあまあリーズナブル(そこは自分の価値観次第)
  • 雑誌とかはあらかじめ取り込みたい特集だけにする等、融通を利かせられる。(取り込んだあとから削除もできるけどね。詳しくはSTEP4あたりで)
  • 表紙ももちろん取り込める。(業者に頼む際は最近はハード、ソフトカバーの表紙は取り込み対象から除く、という場合が増えているようです。)
自炊のデメリット
とにかく手間がかかる!
裁断も厚みが限られてるし、取り込みもスキャナが一度に読める量が決まってるので、途中で継ぎ足し継ぎ足し。

上記を判断して、「自炊はイヤーン」て場合はまとめてごそっとStep3のデータ化までやってくれる業者さんに頼んだ方がいいのではと思います。
▼下記は業者さんの比較サイト。どんどん増えてるみたいです。作業開始が2ヶ月先というのもざらな程、人気が凄いみたいです。。。

では下記にてそれぞれ手順毎のまとめをば。



調べたところ、方法は様々あるみたいです。
  • 裁断機(あれば便利だけどちょっと高いし、厚みに制限が。)
  • お店でやる(Kinko's等、裁断のみで請け負ってくれる。一冊100円程度。)
  • 電子レンジ(手軽だけど、その後の処理が大変そう。)
具体的な方法は下記にて。
▼両方大事なカッティングのノウハウ満載!
▼電子レンジ版

▼ちなみに私が持っているのはこちらの裁断機
一度に切れるのは180枚くらいみたい。



これはスキャナを使います。
両面取り込みできるものじゃないと本の取り込みは無理だと思うので、
両面読み込み可能なスキャナを選びましょう。
有名どころはやはり富士通のScanSnapでしょうか。
私はS300Mというのを使ってます。Mac対応です。

▼お勧めの取り込み詳細設定は下記が詳しいです。



そもそものデジタル化のメリットの一つとして検索性をあげましたがもちろん本文まで検索できたらいいですよね。
「あの台詞ってどこに書いてあったっけ」とかそういう事も、本の表紙とかを思い浮かべながら悶々とするより、ばしっと検索かけて見つけちゃえるに越したことはないかと思います。

そこで、画像として取り込んだ本データの文字をテキストとして認識処理(=OCRテキスト認識)する方法を記載します。
なんとこれをやると、データ量まで圧縮できるという、一つで二つ美味しい感じ。

Adobe Acrobat Pro 9を使います。

▼OCRの詳細設定はこちら(Mac/Win)
▼「ClearScan」モードで取り込んだ際のメリット



取り込んだファイルの
  • 広告ページを削除したい
  • バラバラのファイルになっている本データを1つのファイルにまとめたい
  • 見開きのページがずれちゃったので白紙ページを入れたい
時など、データを取り込んだあとちょちょっといじるとより読みやすくなると思います。

Macのプレビューを使います。

Macに標準でついているアプリケーションです。これを使って何と全部上記のことができちゃいます。結構嬉しい高機能!
▼スクリーンショット付き使い方詳細は下記のサイトにて。



PCの画面で見るのもいいのですが、やはりiPadでみると本当に見やすい。。。
画面サイズといい使い勝手といい、理想的です。

私が使っているアプリはi文庫HD」(iTunesが開きます)です。

▼アプリの製品サイトはこちら

本っぽくページをめくって読めるし、本棚もいくつも作れるので「雑誌」「漫画」とかに分類するのも管理しやすくていいと思います。

以上が自炊のためのメモでした。
色々買ったりしなきゃならんものが多いので初期費用もかかりますし時間もかかるので、各人の判断ですねー。
とにかくいえる事は、「デジタル化したら超便利・・・」という事。
これで、「あの本どこいった?!」的な無駄な時間も無くなりますし、スペースも劇的に生まれますしね。
さっさと元からデジタルで書籍を販売してほしいところです。。。

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